◇第9回目!◇
土屋さん連続での会報お疲れ様でした。
さて、アルトネリコには12曲もの詩が効果的に使われています。これまで、土屋さんにご紹介頂きました志方さん・霜月さん・みとせさん・石橋さん4人の歌姫の皆さんの、見事な歌声を高い完成度で聞くことができます。さて私からはそんな詩の収録現場でのお話をしてみましょう。
開発が進むある日、私は、詩の収録に立ち会っていました。アルトネリコの詩は独特で、ひとつひとつ違った音色を積み重ね歌い重ねて、少しづつ完成された音を紡いでいきます。ほんの1小節を完成させるのに、歌い手さんだけでは無くいろいろな人の手を通して組みあがっていく様に、私はたいへん感動を覚えたものでした。
そんな時、ディレクターの土屋さんの声が……
「1曲、沢山の人でコーラスを録りたいので参加してください」
ええっ!突然の参加要請に仰天しました。今まで見ていた詩の収録に、突然、参加することになったのです。
あんな繊細な作業が出きるのかしらん……と焦っていると何のことは無く、中央に置いたマイクのまわりに集まりリズムに合わせて歌うって、誰にでも参加可能な収録だったのです(まあ素人にあんな難しい歌い方を望むワケないですからね)。勘違いの恥ずかしさも含めて、いよいよマイクの周りに集まります。沢山の人のコーラスを集めるって事で、その日、同じく立会いをしていた作詞の先生をはじめ、隣のスタジオで全然別の収録していた声優さん、たまたま顔を出した広報の担当者など、いろいろな人が集まって急造のコーラス隊となり、収録をしました。歌い手・作詞者・作曲者・プロデューサーにディレクター、広報からスタジオ関係者&非関係者とあらゆる人が集まり、その詩のコーラス隊が出来上がりました。やっているうちに照れも何も無くなっていきアドリブでガヤのような芝居もやって、一同、段々とハイな気分で大騒ぎとなりました。そんなゴタゴタな状態のコーラス隊が参加して仕上がった詩はあの状況を想像できないくらいに見事な出来で、アルトネリコの世界にひとつの華を添えています。
様々な人の想いが、この曲に限らず、ゲーム全体にこめられています。ぜひプレイして楽しんでいただけたらと思っています。