◇世界紀行【第5回】エナとミント区について◇
こんにちは、土屋です。毎回世界設定の裏話をお話しする世界紀行のコーナー。今回はエナとミント区についてのお話をしましょう。
■古の都エナ
エナはパスタリアよりも古い歴史を持つ町です。そして、アルトネリコ2の中では唯一の「平凡担当」といったところでしょうか(蛇足ですが、アルトネリコ1ではネモの街が平凡担当です(笑))。唯一、普通の大地っぽい所に載っている町ですので、ぱっと見は平凡なファンタジーに良くある雰囲気になっています。以下の絵が、そのエナの初期ラフです。
▼エナタウンラフ01▼
初期ラフから既に、今のエナと殆ど変わりない形になっている事がお分かり頂けると思います。ただ注意深い方は、何か物足りなさを感じるのではないかと思います。このラフが上がってきたとき、非常にいい感じではありましたが、やはり何か物足りなさを感じていました。そしてそれは、この世界の大地があくまで人工地盤である事が表現されていなかったためだったのです。その後、その地盤の表現が追加されたのが、以下のラフになっています。
▼エナタウンラフ02▼
これで本当に、ゲームで採用された町並みとほぼ同じになりました。アルトネリコの世界観を表現するために、混ざり合わない素材の同居を実現したのです。
■ミント区
ミント区は本当に人外な「辺境」を表現したく、設定した村です。それ故に、ミント区の先はずっと人工地盤が続くフラットな場所で、その先は現実感のない「ゆめみ野」という場所になっています。ミント区も初期ラフと最終的な決定稿にはそれほど大きな違いはありません。
▼ミント区タウンラフ01~02▼
貯水池がファンになったり、駅の形が変わっていったりしていますが、町並みや全体的な雰囲気はほぼ同じです。余談ですが、アルトネリコ2の世界観、特にミント区とゆめみ野の辺りに関しては「童話物語」というファンタジー小説を参考にさせていただいています。童話物語は世界観設定がとてもしっかりしているファンタジー小説で、アルトネファンの皆さんには楽しめる物語ではないかと思います。ストーリーは結構シビアで生々しい話ですが、終盤はかなり感動する冒険活劇でした。興味がある方は是非、検索して読んでみてくださいね。それでは、今回はこの辺で。またお逢いしましょう。