E.P.C.S.R.

◇世界紀行【第3回】ラクシャクの町について◇

こんにちは、土屋です。だいぶ寒くなって参りました。長野では既に朝の半袖は厳しくなって参りました。この時期、日中は良くても朝晩厳しい事がありますので、皆さんも体調には気をつけてくださいね。

さて、今回の世界紀行ですが、ラクシャクの町について解説させていただきます。ラクシャクは開発初期から商業都市として計画されていました。この世界で最も栄えた町であることも変わっていません。ただ、形は随分と変わっています。最初のラクシャクは現在の形とは違い、普通に地上にある町だったのです。最も初期のラクシャクの町は、このような町でした。

▼初期のラクシャクタウン▼

奥にもやがかった塔、左から商業地区、港地区。右側にこの辺りも建物が建ってます。大通りに面した建物はほとんどが商店です

町の庁舎の八角塔を中心とした、路面電車の町が広がります。異国情緒溢れる魅力的な町ではありますが、もう一つの町「エナ」と非常に近い作りになってしまっています。これだと、双方の町の雰囲気が食いつぶし合ってしまいますので、しばし考えました。そして生まれたのが、現在のラクシャクタウンの雛形でした。

▼現在のラクシャクタウン(モック)▼

鉄骨はもう少し縦横に入れます。この辺はリムの構造体です。

せっかく人工地盤の上にあるのだから、その人工地盤の構造を利用しない手はありません。そして現在のような、リムのフレーム上に存在する町として変わっていきます。基本、アルトネリコの世界観の飛空艇は浮いた状態で停泊するのが常となっている事も、この案に拍車を掛けました。この形の都市であれば、たくさんの飛空艇が停泊できる施設を作ることが出来ます。こうしてラクシャクはたくさんの空港をもつ巨大なポートタウンとなっていったのです。

下の層に空港があり、その上の層に町と軌道車の路線があります。リムの人々は軌道車でラクシャクに入ってきます。ずっと荒涼とした鉄板の景色を眺めている乗客は、ラクシャク前のトンネル(ラクシャクの町がある高度に線路を下げるための)をくぐると、空に飛び出したような感覚に襲われます。一本の鉄骨の上を走る軌道車。鉄橋は線路だけの為、周りは空しかないように見えます。遠く前方にはラクシャクの町並み、そして下には巨大な飛空艇が何隻も停泊している姿。さながら銀河鉄道の終着駅へ辿り着くような感覚です。ああ、こんな世界観を映像化出来たら、もうそれだけで勝手に満足してしまいそうです。
…と、妄想の世界に入ってしまいましたが、実際そんな妄想を繰り広げながらラクシャクの町を設計しておりました。冗談でなく、本当にそんなムービーを挿入したくて、色々試行錯誤していたときもあった程です。
そして今でもその想いは強く持っていたりします。

さて、次回のお話になりますが、パスタリアの創成エピソードをお話ししていきたいと思います。それでは皆さま、次回又お逢いしましょう。