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◇世界紀行【第4回】パスタリアについて◇

みなさんこんにちは、土屋です。今週末はゲームショウですね。皆さんは行かれる予定でしょうか?私も個人的に興味あるソフトが出展すると言うこともあり、ちょっと楽しみにしながら出かけようと思っております。世界紀行も第4回目となりました。今回は、メタ・ファルスの都であるパスタリアについてお話ししたいと思います。

パスタリアは、「リムとパスタリア」と言われるように、いわばリムに対する大きな一つの勢力として設計しています。リムが町4つなのにパスタリアは1つ…なのですが、1つであるが故に、この町の中に全ての性質を内包する形になっています。パスタリアは最初に設定したときから「メタファリカという理想郷を目指した町作り」というコンセプトで創っていきました。その際に、限られた資源の中で、そして土地の中でどうやったら理想郷を作ることが出来るのだろうか?という事を一番の焦点として考えていました。その結果、パスタリアにはメタプレート(居住権)の設定が創られたのです。そもそもこの土地の人々全員が、生活水準を落とさずにパスタリアに住めるだけの余裕があるのなら、あそこまで難関の多いメタファリカを紡ごうなどとは思いませんから。そういった設定の元に描かれたパスタリアの最初のイメージ画がこれです。

▼パスタリア初期案▼

パスタリア案 半分だけ描いて反転してますが実際には左右非対称です 管楽器風の構造体は塔の内部フレームの一部。人間たちはその上を覆うように街を作っていった。株の構造体はスラムの建物に埋まってほとんど見えなくなっている。大鐘堂官庁。デザインイメージはチベットの更の寺院です。突貫パイル、環状線。上層区域 下層区域 スラム

採用された現在の案に比べて、かなり洗練されている感じに見えると思います。これはこれで理想郷的な、とても明るい雰囲気のする良い設定画なのですが、如何せん未来都市的なイメージが強く、設定した文明レベルや塔の構造と照らし合わせてみると微妙にイメージと違うという事で、試行錯誤を繰り返して出来たのが現在のパスタリアとなっています。よく見ると分かりますが、大鐘堂の部分だけが現在も残っています。大鐘堂のモデルとなったのは、チベットのラサ神殿という建物です。アルトネリコⅡの世界はエナなどもそうですが、基本が中央アジアをベースとして創られています。それがかいま見れる一面だと思います。

▼チベットのラサ神殿の写真▼

右斜めを向いている、中央が赤く、側壁と階段が白い寺院。その奥に山の稜線がかかる。左手前に旗がなびいている

というわけで、今回はパスタリアの生い立ちをお話させていただきました。それではまた次回、お逢いしましょう。