◇世界紀行【第10回】「イム・フェーナ」について◇
こんにちは、土屋です。
今回はイムフェーナについてお話ししましょう。
イムフェーナは現在は、人々から隔絶した所で独特の文化を育む街として設定されています。フェーナ門を閉ざすことと、その周りの警備を役割とする人達「テル族」の集落ですね。イムフェーナは設定初期当時から「人間達とは交流を持たない種族テル族の街」という設定は変わっていません。ですが、そのカラーは随分と変わっています。そのイムフェーナの初期設定である、ちょっとファンタジーな設定をお話ししましょう。
その頃のテル族は魔法使いでした。彼女たちは、自らの創った魔法システムであるシルヴァホルンを護るために、シルヴァホルンの入口に街を創り、そこに幻覚の魔法を張って住むようになりました。人々がその街に訪れると、常に生け贄の儀式をしているあやしい街の姿をしていて、魔女に生け贄として追われる幻覚を見ます。それゆえ、人々の中でイムフェーナは魔女の住む町として知られているのです。
そんなわけで、人とはあまり交わらない上に嘘の情報(人間を生け贄にする)で知られている魔女達ですから、人々には恐れられています。町中で彼女たちを見かければ不吉なことが起こる前触れとして怖がられたりします。魔女達は必要以上に人と接する事をしたがりませんので、そう思われている方が好都合なのです。ですが魔女達はホントは優しい子たちで、困っている人をこっそりと助けたりします。また、病気になっている子を治してあげたりもします。そんな時にも積極的にその人達の前に姿を現すことはせず、知られずに終わっている場合も多々あります。ですが、極希に純粋な人間の子と友達になることがあります。魔女は心を許した子に、友情の証として「ペンタアングル」というアイテムをプレゼントします。これを持ってネモの空港の66番埠頭へ行くと、イムフェーナ行きの飛空ゴンドラに乗れるのです。このエスニックな布で覆われた天蓋付きベッドのようなゴンドラに乗れば、人間であっても真のイムフェーナに入ることが出来るのです。そこへ行った子は、ペンタアングルをくれた魔女の家に招待され、魔女達のパーティーで共に楽しい一夜を過ごすのです。
この設定だけで1つの絵本が作れそうな感じですが、今のイムフェーナとは全く違うものになっている事に驚かれるかもしれません。ですが実は細かいところでこの頃の設定が残っていたりします。アイテム「ペンタアングル」は実際に登場しますし、設定資料集のシュレリアとタスティエーラの出逢いのお話は、この頃のイムフェーナの構想がベースとなっています。
これはこれで、いつかこのままの設定で別の世界でお披露目したいとも考えていたりします。遠い未来、もし覚えていたらニヤリとしてください。
今回はこの辺でおいとまさせていただきます。
それでは、また。