E.P.C.S.R.

◇第7回目!◇

こんにちは、土屋です。
遂に3回立て続け!という事になりました。というのも、歌い手さんの紹介を途中で切る事は出来ないので、まとめてやってしまおう!という事になったからです。年内は歌い手さんの紹介、そして来年からはゲームシステムに馳せる想いをガンガン書いていきますので、よろしくお願いしますね!

さて、第三回目は、みとせのりこさんです。
雑誌情報もWEB情報も、シークレットな部分が多くて恐縮ですが、今回のお話も別の意味でシークレットな部分が多くなります。みとせさんがアルトネリコにもたらしている影響力というものが、どうしても今お話しできない部分に集中しているので、非常に心苦しいところではあるのですが…。
出逢いは、もう1年半以上前に行われたKircheというみとせさんのユニットのライブだったのですが、実際にこの企画にお誘いしたのはそれから一年後の事でした。私がKircheとみとせさんを知ったのはまだ大学生だった頃のこと。更には当時からKircheを聴いて育っていた(?)私でしたから、彼女はお願いするのも畏れ多い方だったのです。
実際お願いするのにはかなり度胸が要りましたが、帰ってきたお返事はOK…どころか、他の誰よりも喜んでくれていた事は、今でも嬉しい驚きと共に記憶しています。それもそのはず、彼女もまた幻想世界の住人。このアルトネリコの企画をとても興味を持ってくれていたのでした。

志方さんの回にも同じ事をお話ししましたが、みとせさんのアルバムからも様々な世界を頂いています。そのアルバムは「夜音ヨルオト標本」。幻想的な民族系、東洋系の音楽にインダストリアルとロックのエッセンスを入れた素晴らしいアルバムで、このCDは、ゲームの実構築期間に延々と聞いていました。特に精神世界シナリオを書いているとき、このCDがお供の事が多く、ここから様々なエッセンスを頂いています。ただ、そんな状況ですので、ゲームも終盤にさしかかる頃の部分であったり、精神世界の相当深い部分などにこれらの楽曲から影響を受けているものが存在するため、「ここなんですよー」と言えないのです。更にはその外側(意味わからない発言だらけですみません)で、もっと色々頂いていたりするのですが…。
特にこの「夜音標本」の中で2曲目「天の鈴」は、今回お願いすることになったキャラのイメージとピッタリだったというのがあり、一発で決めさせていただきました。

アルバム「ヨルオト標本」のジャケットイラスト

そんなみとせさんですが、アルトネリコの世界やストーリーを本当に気に入って頂けまして、収録やら打ち合わせやらでは、私の方が負けてしまうほど。何に負けるって、シナリオの熟読度がすごいのですよ。作っている私が「ここってどんなシーンだっけ…?」と考えている間に、サラサラっと答えてしまうくらい!更には、「ここでこのキャラはこういう発言はしないと思う!」と校正までして頂いたというエピソードも(いや、本当にその通りでしたので助かりました)。そんなこんなで、誤字脱字関係も含めて実はデバッグにもご協力いただいてしまったみとせさん。当然ながら、歌の方は更に輪を掛けて最高でした。
シナリオを熟読されて臨まれた方の歌は違います。そりゃもう、ヒュムノスが本来大切にしている部分である「歌のその奥にある、歌詞以上に大切な要素「想い」」までしっかり合わせて歌ってくれるのですから。みとせさんご本人が、そういう事(その歌をキャラが謳っているとき、どんな気持ちなのか、どんな想いで歌っているのか)をとても大切にしていらっしゃる方で、自ら何度も軌道修正をして自分リテイクを何度も出しながら、ご自身で最高の宝珠を創りあげてくださいました。
そしてまた、この収録時間の長いこと長いこと!毎回12時間くらいは普通に歌っていましたし、更には彼女は一度ブースに入るとそれこそ何時間も出てこないのです!ブース内は熱もこもりますし座れませんから、普通は長くても1時間持たないものなのですが、本当にもの凄いバイタリティでした。いやはや、恐れ入ります。

そんな彼女の詩は、ゲーム中ではやはりプレイ終盤くらいから聴くことが可能になります。なかなかそこまで到達するのは大変ですが、聴いたらそんな疲れも一発で吹っ飛ぶことでしょう。それこそ天上の音楽…彼女の澄み渡るクリスタルのような歌声が、必ずや皆さんのプレイを祝福してくれることでしょう。
そんな事も楽しみに、頑張って最後までプレイしてくださいね!