◇第3回目:アルトネリコの舞台「ソル・シエール」のこと◇
こんにちは、ディレクターの土屋です。
前回のお話から3週間がたちました。月日の経つのは早いですねぇ…。特にこの仕事をし始めてからは、1年前が1週間前のように思えます。
さて、今回は「世界観」についてお話ししましょう。
今回の舞台となる「ソル・シエール」という世界。天も地もなく、塔と浮遊大陸だけの世界という、ちょっと特異な世界ですが、どう感じましたか?人によって反応は様々ですが、とにかく「こんな阿呆な世界見たことないよ」という方から「奇抜?んー?別に普通だよ、普通」という方までバラエティに富んだ結果となりました。
この世界、実はゲーム全体の構想をし始めた2004年よりさかのぼること遙か8年前、1996年に既にあったのです。ただ当時はTRPGという、トークと紙だけで進行するゲームの世界として作ったものでした。実際、TRPGでは世界観が奇抜すぎて使い物にならなかったのですが…。その頃は世界の形も少し違っていて、まだ海も空もありました。「海の人」なんてのもいましたからね。
それが今の今まで生き続け、ここで皆様にお披露目するまでに至った理由は、とにかく私がこの世界をとても好きだからです。今回掲載している絵は、8年前頃に描いた「ほたる横丁」のボーン(核動力部)と、その工法やら文化やらを記したものです。この辺は、実際ゲームとは全然関係ないですけどね。
私は「空」と「魔法」がかなり好きでして、これらをテーマにした世界を創るのが生き甲斐のような感じになっています。このソル・シエールという世界は、その2つを十分すぎるくらい満たしている世界で、自分で創った世界の中で最も気に入っているものです。
業界用語的(?)に言えば「構想8年」になるわけですが(笑)、趣味と構想期間の長さが興じて、皆さんには見えない部分もいろんな設定があったり、3000年前の歴史まで出来ていたり、詩魔法科学理論もあったりと、無駄なこだわりが随所にあります。
もし、何かの拍子に設定資料本などの話でも舞い込んできたら、寝る間も惜しんで電話帳みたいなモノを創るんじゃないかと、自分自身で戦々恐々としている毎日です。
とにかく、発売まであと2ヶ月と少しとなりました。
とにかくボリュームがすごいなぁ…というのが、今出来ているアルトネリコを端から見た感想です。強制ではない遊びの部分にその大半があります。自由に、好きなように、末永く遊んでもらえたら、私としてもこの上ない幸せです。
それでは、また!